◆テクノバッジ

※画像はレプリカ版
YMOに関するレアグッズはいろいろあれど、中でもとりわけ激レア度の高い珍品といえば、あの「テクノバッジ」っであろう。
但し、一般的に知られているテクノバッジは1981年にフジカセットのCMキャンペーンで配布されたレプリカ版(非売品)ですが、
オリジナルはメディア・アーティストの藤幡正樹氏が製作したもので、1980年のYMOワールドツアーのときにメンバー、スタッフ、
一部の関係者などに100個限定で配られた幻のバッジだと言われている。
全てハンダ付けの手作り品で裏にはシリアルナンバー入りだそうな。
「YMOワールドツアー1980」のCDジャケにもテクノバッジに似た写真が使われてますが、
実物はもはや一般庶民が手にすることはまずないであろう超激レアグッズとなっている。
とは言え、”テクノバッジ”とか言う大袈裟な名前が付いてるので、何も知らない人は一体どんだけものすげえバッジなのかと妄想することでしょうが、
ぶっちゃけ基盤上にあるボタンを押すと周りのLEDが光るだけのもんなので、今の時代では子供のオモチャにすらならないレベルの超原始的代物ですが、
マニアには基盤丸出しLEDピコピコの機械チックな鼓動がなんとも言えないのである。
既にレプリカ版ですら入手困難となっているので、当時ゲットできなかったテクノバッジ難民は今となっては諦めるしかありませんが、
巷では「YellowClick!バッヂ」というYMOマニアにとっては中毒性の高そうな香りがする危険物?が闇市場で流通している。
製作者は某電子楽器博物館の館長さんらしく、個人的な趣味でいろんなLEDバッジを製作してるので在庫がある限りYellowClick!バッヂも販売してくれることがあるようだ。
基本的にはYellowClick!バッヂもテクノバッジと同様にLEDが点滅するだけのバッジですが、元祖テクノバッジと異なる点は、
あの「キコココカコココ」の音でお馴染みのYMOクリック音がLEDの点滅に合わせて奏でるのである。
1980年代と比べるとテクノロジーの進化によって基盤やパーツが小型化されスッキリしてるので、流石に当時の”味”は薄れてるものの、
ピコピコマニアにとってはエクスタシーを感じまくる珍品であることは間違いない。
入手したらピカピカ光らせて夜の街を歩き回りたいと思うでしょうが、怪しい人物と間違われてオマワリさんに職質されないように注意しましょう。