◆YMO増殖人形

※画像は復刻版


YMO関連グッズではテクノバッジに匹敵するほど激レア度の高いものに「増殖人形」が挙げられる。 元々、フジカセットのCM撮影用に作られた300体の手作り人形ですが、アルバル「増殖」のジャケにも 使われている。YMOのアルバムの中では最もインパクトがあって不気味?なジャケとなっている。 撮影は野球場のようなセットに300体が並べられて行われたらしい。撮影後、不要となったYMO 人形は懸賞品としてプレゼントする企画も考案されたようですが、YMOメンバーはあまり乗り気ではなかったようで、 結局、関係者などに配られたり、一部のレコード店や大手電気店とかで飾られていたようです。 尚、1993年11月20日に芝浦のクラブ「GOLD」で行われた伝説のYMOオークションでは同人形は3体で68万円 で落札されたと言われている。 人形の製作は市田喜一氏らが中心となって行われたようですが、市田氏曰く、300体作られたYMO人形は 2種類あるらしく、エフアール(繊維強化プラスチック)という素材で二百数十体が作られており、 残りはソフトビニール製だったらしい。理由は製作時間の都合上とか。エフアール製の方がソフトビニール製よりも 精密に仕上がるようですが、製作に時間が掛かる上、壊れやすいという問題もあったみたい。 そーいえば、株式会社メディコム・トイが2007年12月に復刻版YMO増殖人形を発売しましたけど、アレは 市田氏がソフトビニール製のYMO増殖人形の「型」を偶然?にも保管していたため、復刻版の販売が実現したらしい。尚、エフアール製は行方不明?とのこと。 やっぱソフトビニール製はエフアール製よりも安っぽろい感じはしますね。ま、でも、レアグッズであることに 変わりはない。因みに、復刻版YMO増殖人形はもうとっくに販売は終了してますが、ネット通販等では中古品や売れ残り品?がまだ 流通してるようなので、入手し損ねた人でも諦めるのはまだ早いかもね。