
サーヴィス
12/14/83発売
国内売上197,383枚(発売~1997年)
オリコン最高5位
◆Limbo
作詞:高橋幸宏・細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏・細野晴臣 編曲:YMO
リンボーダンスしたくなる。(←意味不明)
◆S.E.T.1
文学座と三宅裕二の間には確執でもあるのか?
◆Madmen
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
どーしても、「マ、●ンコォー」って聴こえてしゃーない。渋いね、細野氏のボーカル。
◆S.E.T.2
何故か、スネマンの「ホテル・ニュー越谷」を思い出す。このコント「マルコシ・マンタ探偵事務所」の冒頭のテーマ曲はカシオペアの「Time Limit」ですね。
◆Chinese Whispers
作詞:高橋幸宏・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
まさにユキヒロぉ~!の世界です。もはや"YMO"はあっちに置いといてソロ技に走る各メンバー。(笑)
◆S.E.T.3
イッセー・オガタ系ですな。
◆以心電信
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:坂本龍一・高橋幸宏 編曲:YMO
「浮気なぼくら」に収録されていた予告編の完成版です。このアルバムだけでなくシングル盤もリリースされた。この曲は、知る人ぞ知る1983年国際コミュニケーション年のテーマソングということだったらしいんですが、歌詞の内容が「自分を愛せなきゃ人は救えないよ=自愛主義?」みたいな内容だったので運営側には評判よくなかったという。因みに、この頃のユキヒロ氏はドラムにシモンズのシンドラムを使ってましたけど、あのCCBも使ってると知ってからはものすごくダサく感じるようになっちまった。(笑) 尚、シモンズのシンドラムは耐久性にも難があったらしく、ユキヒロ氏はパッドに特殊なゴムを貼り付けていたようです。
◆S.E.T.4
SET+YMOのコントです。メンバー3人の個人のキャラにヒジョーにうまく合ってます。最後のオチが古典的で好きです。
◆Shadows on the Ground
作詞:坂本龍一・ピーターバラカン 作曲:坂本龍一 編曲:YMO
嫌いぢゃないです。クラウス・オガーマンの影響が色濃いそうです。
◆S.E.T.5
「増殖」の「若い山彦」の曲が使われてます。こーゆーアホ系ギャグ大好きです。「話の腰を揉む」「猫にこんばんわ」「寝る子は起きる」「逃がした魚は泳いでる」「腐っても食う」などなど。(爆)
◆See Through
作詞:ピーターバラカン 作曲:YMO 編曲:YMO
ユキヒロ氏の艶かしいウネリ声がウケます。(笑) 元々はアルバム「浮気なぼくら」のレコーディング時に作られたものらしいです。
◆S.E.T.5
「村祭り」を久ぁ~しぶりに聴いたような気がする。
◆Perspective
作詞:坂本龍一・ピーターバラカン 作曲:坂本龍一 編曲:YMO
コンセプチュアル・アーツの河原温氏に影響されて作ったらしいですが、誰が聴いても一発で教授だぁ!と分かります。歌は一生懸命歌っているのであまり責めないでやってくださいませ。(笑)
◆S.E.T.6
ほのぼのとしますなぁ~。なーみだが出るあるよ。通称「茶柱のテーマ」と呼ばれているこのホームドラマ風コントのBGMは教授が担当。
★アルバム解説★
YMOのオリジナルアルバムとしてはこれが最後のアルバム(ライブアルバムは除く)ですが、当初は制作する計画はなかったようですが、散開が決まってから散開ツアー向けに記念として作ろということで急遽レコーディングに入ったため十分な時間がなく苦し紛れ?にSETを入れたようです。増殖と同じパターンですね。(笑)LP盤は黄色のカラーレコードでした。内容的にはほぼソロのオムニバスに近い。ユキヒロ氏はイギリス、教授はニューヨーク的なサウンドとなっている。でも、一番の特徴はSETが参加していることですね。SET(スーパーエキセントリックシアター)は三宅裕二氏、小倉久寛氏らが中心の劇団です。コメディー系の活躍で人気を得て、1983年、ユキヒロ氏のラジオ番組(オールナイトニッポン)にSETがレギュラー出演したのをきっかけとしてこのアルバムに参加が決定。雰囲気としてはヒジョーにスネマンに似てるんですが、SETにはスネマンのような強烈な毒性はなく、健全です。(笑)一方、音楽面では「浮気なぼくら」以降、テクノを離れソロ曲中心のポップス路線なので、かつてのYMOファンとしては戸惑うところでしょうが、テクノポップというイメージと捨てて、単なるポップスとして聴けばかなり聴けると思います。YMOの歌詞の英訳を担当していたピーター・バラカン氏は「YMOはあと一歩だったね。」という言葉を残しています。てめえも制作に加わっておきながら、他人事のように語るピーターさん。(笑)因みに彼は当時YMOの所属事務所(ヨロシタミュージック/大橋博社長)の社員でした。コレも制作経費節減の一環か? 彼はレコーディング時間の関係で曲が完成していないのにデモテープを聴きながら歌詞をスタジオで書かされたという。自転車操業だったのかしら?(笑)余談ですが、ヨロシタミュージックの"ヨロシタ"は元々"ヨロシク"のハズだったらしいですが、会社設立時に誰かが読み間違えて?書き間違えて?ヨロシタになっちゃったという説があります。(笑)