UCYMO/Ultimate Collection of YMO
08/06/03発売
国内売上計測不能
オリコン順位計測不能



【Disk1】

◆Computer Game/Theme For The Circus
作曲:YMO 編曲:YMO
東京バージョンを使ってます。つーことで、エコーはやや控えめにしてあります。基本的にファーストからの曲は全部東京ミックスのようです。

◆Firecracker
作曲:マーチン・デニー 編曲:YMO
CD全体を通していえることですが、ドラムが煩くなった感じ? 1981年のライブの「CUE」で教授がドラムを叩いたとき、力任せにボカスカ叩いていた教授を思い出させます。(笑)

◆Tong Poo
作曲:坂本龍一 編曲:YMO
あの出だしのドンカマ音は消えてます。(笑)東京版なので当然のことながら間奏でのモノローグはありません。やっぱ作曲者自身がこの間奏は長すぎるというのだからマジで長いです。今ごろ反省されても困るんですが。。。(爆)後半の出だしのピアノ音が強調されてて、自分を目立たせてます。(笑)

◆La Femme Chinoise
作詞:クリス・モスデル 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
教授が解説で「だらしのない感じのベース」と発言をしております。(笑)因みに、教授はイントロ部の和音コードの構成がバラバラで左右に飛ぶのが気になるらしいですが、ユキヒロ氏曰く、アレはヘタウマを表現させるために松武氏のモーグ3Cでワザと和音の定位を変えて録音してるらしい。あの教授でも理解できなかったわけか?(笑)

◆Technopolis
作曲:坂本龍一 編曲:YMO
基本的にはシングル盤のアレンジと同じですね。 マニアックな話ですが、ボコーダーのトキオ声はベンダーで「ト」を上げて「キオ」を下げているらしい。1980年フジテレビ夜のヒットスタジオなどでは教授が実際にそうやって演奏している映像が見られる。出だしの「トキオ!」はブライアンフェリーのトキョージョーのカバーの延長線上にあるという。実際にYMOよりも前に渡辺香津美氏と行ったライブで教授がボコーダーを使って「トキオ!」をやったことがあるらしい。因みに、この曲の完成前の仮タイトルは何故か「うさばらし」(←トラックシートより)。何かむちゃくしゃすることでもあったのだろうか?(笑)

◆Insomnia
作詞:クリス・モスデル 作曲:細野晴臣 編曲:YMO
MC-8は13:11のハネだそうです。以前、松武氏も「Simoon」の録音でもおんなじこと言ってたような気がします。昔のことではありますが、ココでも教授は「ずいぶんメが荒い」とか言ってます。(細野氏作品です。)

◆Rydeen
作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
アレンジによる虚飾を排したよさがウリのライディーンなので、ココでもあんまし手は加えられてません。悪く言えば、単に繰り返してるだけ?(汗)

◆Behind The Mask
作曲:坂本龍一 編曲:YMO
F,Db,Eb,Cmというコード進行は永遠だそうです。主宰人には意味不明です。(汗)

◆Solid State Survivor
作詞:クリス・モスデル 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
重低音になってくると更にサエてきますな、この曲は。ニューウェイヴパンク!DEVOっぽいぃ~。咳の音は当時、細野氏のマネージャーだった日笠雅水さん(マーコさん)のものだそうです。後に彼女自身がツイッターで、この曲に「みなさんこんにちわ」「みなさんこんにちわ」「みなさんさようなら」「これが最後の放送です」という声を入れたとツイートしている。

◆Radio Junk
作詞:クリス・モスデル 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
パブプレから唯一の選曲です。臨場感めちゃありすぎ。

◆Jingle "YMO"
作曲:YMO 編曲:YMO
ピーチクパーチク音と低音が合わさってナイスです。

◆Nice Age
作詞:クリス・モスデル 作曲:高橋幸宏・坂本龍一 編曲:YMO
ミカさんのモノローグにある元ビートルズのポールさんネタは有名ですが、もっと驚くべき事実は、あんとき成田で捕まんなかったら、アルファースタジオに遊びに来てもらって一緒にセッションする予定だった、という新証言が出ました。ま、教授の言うことですから、ウソかもしんないですけど。。。(核爆汗)

◆Tighten Up
作詞:ビリー・ブッチャー 作曲:アーチー・ベル 編曲:YMO
ソウルトレインに出たときの勇姿はいつの日かまた陽の目をみてもらいたいもんです。(←YouTubeで見れたりもしますが。。。) 因みに、松武氏はソウルトレインの収録時に機材の運搬が遅れて出演できずずず。(涙) オンエアで何故かYMOのトレードマークとも言えるMoogIIICの姿がなかったのはそのためらしい。番組の途中でフロアでアメリカ人たちと一緒に踊っていたサラリーマン姿の日本人は当時YMOのマネージャーだった伊藤洋一氏。

◆The End of Asia
作曲:坂本龍一 編曲:YMO
アルバム未収録版となっていたので、増殖版ではない完全版?かと思いきや、ちゃんと「あぁ~あ、日本は、いい国だなぁ~」は入ってます。最初のスネマンの討論部分はカットされてまして、出だしからちゃんと聴けます。

◆Citizens of Science
作詞:クリス・モスデル 作曲:坂本龍一
フライング・リザーズに影響されて作ったようです。教授はサビのところでコザック・ダンスを踊りたくなるらしい。(謎)

磁性紀~開け心~
作詞:細野晴臣 作曲:坂本龍一・高橋幸宏 編曲:YMO・大村憲司
スネマンのアルバム「急いで口で吸え」に収録の磁性紀ですが、ステレオCD版としては初公開です。当時、スネマンのずさんな予算編成?によってモノラル収録になってしまいましたが、今回はついにステレオ(擬似ステレオ?)です!(笑)



【Disk2】

◆Cue
作詞:高橋幸宏・細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏・細野晴臣 編曲:YMO
UIYMOインタビューで教授が「YMO」の全作品中、最優秀曲と評している。(意外)ちなみに、教授はこの曲の制作には一切関わってません。

◆Ballet
作詞:高橋幸宏・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
ユキヒロ氏のアルバム「ニウロマンティック」と聞き比べるといろいろ発見できるものがあるでしょう。

◆U.T.
作曲:YMO 編曲:YMO
ドイツっぽいです。ま、確かに音楽雑誌「NME」でハードコアテクノの元祖とか言われてたしなあ。因みに、この曲は1993年の東京ドームでの再生コンサートで演奏される予定だったようですが、当時のマルチテープを再生できる規格のデジタルレコーダーがもうこの世に存在しなかった?ため諦めたらしい。新しいアレンジでやってもよかったんぢゃねと思うが、そこまで気合入ってなかったんだろな。(笑)

◆Gradated Gray
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:細野晴臣 編曲:YMO
アコースティックギターだけで弾いてみると、一変、ジェームス・テイラーのような西海岸音楽になるらしい。いずれにしても、細野氏の分野ですな。

◆Taiso
作曲:YMO 編曲:YMO
ループ音の「あっ」はユキヒロ氏の声らしいです。関係ないですけど、教授が大昔にやってたNHKラジオ番組「サウンドストリート」の1981年年間ベストテンの第1位はこの曲でした。こないだひょんな所から当時の生放送の録音カセットテープが発見されてビックリ。でも、保存状態が極めて悪く、まともに聴ける状態に戻すのは至難の業かも。(泣)

Lover Come Back To Me
作詞:シグマンド・ロンバーグ 作曲:オスカー・ハマースタイン2世 編曲:YMO
知る人ぞ知る、ミュージックフェア出演時の「恋人よ我に帰れ」です。ボーカルは中本マリさん。このベスト集に収録された初公開音源中の注目の一つでしたが、完全テイク版が存在するのかと思ってましたが、どうやら違かったようです。(涙)TV放送版とはかなり異なってまして、ベースラインが強調されててこっちの方が勢いがあります。カッコイイです。でも、短くて最後がフェードアウトになってるのが残念。教授の発言にもあるようにボーカルは変調させてる?ようです。TV番組なのに芸が凝ってますな。(笑)主宰人的には、途中のモーグの「ボヨォ~~~~~ン」の音とか、最後のクラ様を彷彿させるようなユキヒロ氏のカチカチパーカッションなど、エクスタシーを感じる箇所は多々あります。(笑)必聴です。クセになりそうで、カラオケで歌いたくなりそおです。(危)

◆君に胸キュン
作詞:松本隆 作曲:細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一 編曲:YMO
教授は「君に胸キュン」の「キュン」の部分しか歌わせてもらえなかったと嘆いてますが、その方が正解だと思うんですがねえ。自覚症状がないっつーのは怖いもんです。(笑)

◆Chaos Panic
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:細野晴臣 編曲:細野晴臣・YMO
コレはシングルの君に胸キュンのB面に入ってた曲ですが、アルバムには入ってなくて、唯一、「浮気なぼくら」のインスト版にボーカルカット版が入ってただけなんすけど、細野氏のあのヘンなボーカルが入ってないと骨なしみたいな感じだっただけに、今回、このベストにオリジナル版が収録されて満足しております。

◆Ongaku
作詞・作曲:坂本龍一 編曲:YMO
教授の娘の美雨さんのために書いた曲っつーことですが、「地図帳」「ピアノに登って」「リンゴかじって」「電車ゴトゴト」とかの歌詞は60年代の前衛音楽の手法だとかわけのわからないことを言ってます。

◆Lotus Love
作詞・作曲:細野晴臣 編曲:YMO
ロニサイズも出だしの音をサンプリングしている(←信じてもらえない)わけですが、確かにオタクじゃないとわからないですな、コレは。テイトウワ氏もロニサイズのことはYMO以来のアイドル登場と評価してたぐらいで、けっこう結びつきはあるんすよね。

◆Kai-Kou
作詞・作曲:坂本龍一 編曲:YMO
以前からこの曲の「カーン」とか「コーン」っつー音はなんか聞き覚えがあると思ってたわけですが、「戦メリ」でした。因みに、使用シンセはE-mu Emulatorだそうです。

◆過激な淑女
作詞:松本隆 作曲:YMO 編曲:YMO
伝説となっている中森明菜さんのエピソードは有名なので、あらためてココでは書きませんけど、この曲のオリジナルは過去のアルバムには入ってなくて、「アフターサービス」のライブ版か、シングル(通常版と宣伝用のソノシート版が存在する!)でしか聴けなかったのでよかったです。それにしてもドラムに穴あくんぢゃねえかとイワンばかりにバシバシです。

◆The Madmen
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:高橋幸宏 編曲:YMO
平素から他人をボロカスに言うクセがある教授ですが、ココでは細野氏をべたほめしています。な、な、なにがあったのだ???歌がうまい、絵がうまい、ベースは国宝級、とか。ほめ殺しってやつか?(笑)ちなみに、この曲のコンセプトはずばり諸星大二郎氏の「マッドメン」らしい。

◆以心電信
作詞:細野晴臣・ピーターバラカン 作曲:坂本龍一・高橋幸宏 編曲:YMO
その昔、YMOが夜のヒットスタジオに出たとき、司会の井上順氏が「ビートルズっぽい曲」と言ってましたが、やっぱ本人たちも確信犯的な意識を持って作ったてたらしいっす。

◆Perspective
作詞:坂本龍一・ピーターバラカン 作曲:坂本龍一 編曲:YMO
この曲はコンセプチュアルアートの河原温氏に影響されて作ったとのことです。主宰人には意味不明の領域です。(汗)

◆M-16
作曲:細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一 編曲:YMO
映画「プロパガンダ」に入ってたサントラ曲です。やはり16番目の曲ってことで、M16だそうです。深い意味はないです。YMO本「ピリオド」のミニCDに収録されてたですけど、正式リリースは今回が初です。ま、別にとりたてスゲエ曲ってわけでもないです。メルヘンチックなかわいい曲です。ある意味、チャラケ的とも言えるか? 教授曰く、YMOの散開を「ようやく別れを告げることになった恋人同士」になぞらえて、彼らの未来に向けてのファンファーレ的な意味をこの曲に持たせているらしい。

◆Pocketful of Rainbows
作詞・作曲:フレッド・ワイスマン&ベン・ウィスマン 和訳:湯川レイ子 編曲:YMO
再生YMO曲です。つーか、単なるエルビスのカバー曲なんですけどね。

Behind The Mask/SEIKO CM version
作曲:坂本龍一 編曲:YMO
おそらく、YMOマニアにとって一番の注目はこの曲だったと思いますが、恥ずかしながら、この主宰人は、自称YMOファンと公言しときながら、このCM版は過去に一度も聴いたとこがなかった(つーか、記憶にない)のであります。っつーわけで、長い間、幻の音源だったわけですが、よーやく聴けました。(喜)教授が自ら「逸品」「素朴」と豪語してますが、予想を遥かに超える癒し系作品なので驚いてます。正真正銘の”原曲”でありますが、今聴くと何故かYMO版より未来的に聴こえてしまいます。当時としては、まさにSEIKOデジタルウォッチの宣伝にはピッタンコだったのかなぁ~。ま、でも、YMO版はあのアレンジ(ボコーダー使用)で発売したのは大正解だったっしょね、たぶん。なにはともあれ、マニアのみならず、コレは必聴です。

赤字は要チェック。



★アルバム解説★
ついに楽曲そのものではなく「グッズ」までも売りつける催眠商法のようになってもうたYMO。(笑)これまでにも何度となく「ベスト集」を発売してきたYMOですが、今回はソニー(SME)と結託し、なんと1980年ワールドツアー時に使用された復刻ステージシャツをおまけ?につけて2枚組ベストCDを弐萬円で売りつける荒業を慣行。最大の目玉であるYMOシャツは、真空パックみたいになっててちょいと「クシャクシャになっちまってる度」が高いですが、真性YMOマニアにとっては開けるわけにはいかず、そのままでガマン。タグは当時のブリックス製のではないようですが、いちお「Bricks」と書いてあります。当時のオリジナルYMOシャツより今回の復刻シャツはYMOの文字が少しだけ大きいみたい。同じに作れよな。(笑)マジマジとYMOシャツを見たのは史上初めての主宰人ですが、前評判通り、さすがにコレは今の時代、外で着て歩くには勇気がいります。ま、一度は着てみたいんすけどね。(笑)付属のブックレットは既出の画像が数ページ、教授の解説、歌詞カードの構成となってまして、ボリューム的にはセコイ作りです。にも関わらず、誤字・脱字があまりに多すぎで無償交換の知らせがくる有様ですが、逆にマニアたちは初回物ならではの「レア・珍品」になると判断し、そのまま保持の方が多い模様。CDケースは横長2枚組なので他のCDと一緒に収納棚には入らず、邪魔です。(笑)ま、コピーして聴くからケースは蔵にしまっときゃいいんすけどね。。。で、CDの内容はと言いますと、教授によって重低音指向にリマスタリングされてまして、予想以上にイワカンあってよいです。特にドラムがリマスタリングで強調されてるっぽい。当然のことながら再販を繰り返す度に音は良くなってますが、もうそろそろ限界?に達しってきてるような感じがしないでもない。しかしながら、SACDとかいう新たな技術でさらに音質上げることが可能になったらしい。UIYMOインタビューの中で教授は「曲は(いつもより)公平に選曲したつもり」とか言ってます。ほんとにそう感じるかどうかはリスナー次第。(爆)今回のベスト版の発売はYMOシャツのおまけ的要素が強いので、ファンの中には「悪徳商法の極め」とかいって脱YMOしてる方がおられるようですが、主宰人的にはTVネタやCMネタなど、少ないYMOネタ?を最大限取り入れてると思うのだが。。。とにかく、SEIKOの「ビハインドザマスク」を聴くと、やっぱYMO中毒からは抜け出れないと思ってしまうほどインパクトあります。ちなみに、主宰人はSMEのオンラインサイトでオーダーしたんですが、特典は一切なし。渋谷のHMVとかで店頭予約すればなんか付いたかな?しばらく追加予約受け付けてましたが、現在はYMOシャツ付き版の方はすでにソルドアウトしてるようで、通常版のみ販売中の模様。

UCYMO全アイテム
YMOシャツ(表)
YMOシャツ(裏)&YMOバンダナ
YMOシャツタグ